公開から何週か経ちましたが、2022/3/11(金)公開日に観に行きました「THE BATMAN」
世間ではかなり好評のようですが、個人的に全く面白くない映画でした。
以下ネタバレ全開言いたい放題こき下ろしレビューです。
〇〇のシーン要らない
『ザ・バットマン』は『セブン』と『ゾディアック』にバットマンをくっつけた話だが、最もバットマン的であるバットモービルのチェイスは*************************のは『007スカイフォール』だなあと思いました。
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2022年3月23日
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「あのエンジン音に興奮した！！」
と絶賛する人が多いですが、あのバットモービルでペンギンを追って公道めちゃくちゃにして犠牲者出したバットマン。
このパート、物語上全く要らないパートでした。
このバットモービル登場で一気に冷めてしまいました。どんだけ一般人危険な目に合わせてんのよ。
リドラーの謎解きがつまらない。
デヴィットフィンチャーのセブンの様な謎解きという謳い文句だったので、そこも期待してましたが、「はいはいそうですか」って感じです。セブンの方が断然面白い。
リドラーの都合で市民は被害に合うし。奇しくもTHE BATMANの日本公開日は3.11。水害のシーンは気持ちの良い物ではありませんでした。(※但し、DC公式でも公開前に水害シーンの注意喚起がされていました)
全編ずっと暗いトーンだから見えにくい…しかも長尺。
DC展に行った事あるくらいのバットマンのファンですが、バットスーツをまじまじと見たいのに、暗いシーンが多すぎてよく見えない。IMAXで観れば良かったのかもしれません。
ジョーカー
終盤も終盤のこのシーンで完全に冷めました。
もう、こう思ってしまうのも2008のジョーカー役であるヒースレジャーの呪いだと思います。
ノーラン版のダークナイトとは比較にならない
バットマンの世界観こそ共通しているものの、全くの別物です。ノーラン版のほうが100倍面白かった。
そもそも、THE BATMANはバットマン映画である必要があったのでしょうか。セブンのようなクライムサスペンス映画を現代風に作るのであれば、バットマンの世界観を捨てて、先に述べたバットモービル登場シーンのような物語上雑なパートもカットし、もっとスマートな映画にできたとおもいます。
何故主人公はこんな行動と取ったのか、このシーンはどんな制作側の意図があるのか、「なぜ、なんで」を知るのが映画の醍醐味だと思いますが、ここが少し雑だなといった印象でした。
ああ、キャットウーマンもいましたね…そう言えば。いきなりロマンスになるあのキャラは何なんでしょうか。笑
ワーナーが蹴った、ベンアフレック版のバットマンが正直観たかったです。
