イノベーション(革新)
最近、うちの会社で所属する部門の名前が変わりました。
いま流行りの横文字で、「〇〇イノベーション部門」といった感じ。横文字よ滅びてくれ(^_^)
それはさておき、パッと聞くと、なんだか未来志向で、会社が大きく変わっていく予感もして、正直ちょっと期待していました。
「これから何か面白いことが始まるのかな?」「ようやく変化が起きるのかも?」と。
でも、いざその全体会議に参加してみたら、その期待はあっさり打ち砕かれました。
会議というより“生活発表会”
会議は、部門内の各部署の所属長が順番にスライドを使って成果を発表していくスタイル。
でも、その内容はというと――
「うちの部署はこんな取り組みをしました!」
「チームで協力して、良い成果が出ました!」
…と、どの発表も「がんばりました報告」オンリー
良い話だけを並べて、聞いていても「ふーん…で?」という感想しか湧いてきません。
まるで小学校の生活発表会のよう(小学生に失礼!)で、問題点や課題にサラッと触れるだけでスルー、意見を交わす時間もゼロ。
「会議」というより「朗読会」に近い感覚でした。
そして恒例の“精神論パート”へ
そして締めのパートでやってくるのが、精神論の時間。
経営層がとにかく抽象的な言葉を並べてくるのですが…
今回はやたらと「ありがとう!感謝!」という言葉が繰り返され、会場は完全に儀式のような雰囲気に。
そんななか、仲の良い先輩が小声で言った一言。
「完全に“感謝の正拳突き”だったね」
このセリフに思わず吹き出しそうになりました。
あの重苦しい空気の中で、唯一心が救われた瞬間だったかもしれません。
目標「PCスキルをつける」に絶句
さらに気になったのは、ある部署が掲げた来期の目標。
「PCスキルをつける」
……いや、それ、具体的に何?
Excel?PowerPoint?ショートカットキー?USBの挿し方?マウスの動かし方?
これを部門全体の場で言われても、「それって今日言う必要ある?」って感じでした。
しかも、こういうことに対して誰もツッコまないし、何も聞けない空気。
「この雰囲気、若手はどう思ってるんだろう」と、ちょっとゾッとしました。
若手が離れていかないか本気で不安
こういう曖昧な目標、精神論だけの会議、表面的な発表――。
そんな内容を暑い中わざわざみんな出社して狭い会議室に集まり、無言で座って聞いているだけ。
情報共有だけならチャットやメールで十分なはずだし、このスタイル、効率が悪すぎて全然“SDGs”でも“イノベーティブ”でもないです。
自分が若手だったら、内心かなり冷めてると思います。
こういう場を繰り返していて、「この会社って変わらなさそうだな」って感じて、去っていく人が出てもおかしくない。実際、静かに辞めていく若手は何人もいます。
家族とのLINEにすべてが詰まっている
そんな会議の日の朝、家族に送ったLINEがこちら。

> 「今日は出社じゃなくて儀式に行ってきます」
そして、仕事終わりに返ってきた返信が…
> 「洗脳された?」
なんだかすべてを物語っている気がしますよね。
本気で“イノベーション”を名乗るなら
「イノベーション」という言葉が名前についているのに、中身が保守的で、誰も本音を言えず、変化を避ける空気だとしたら、それは看板倒れもいいところです。
精神論を語るのが悪いとは思いません。
でも、それだけじゃ“何も動かない”ことを、会社はもう少し真剣に考えるべきではないでしょうか。
せめて、
・リアルな課題を共有できる空気
・お互いに意見を出し合える余白
・目標が具体的で、現場とつながっている感覚
そういう「本来の会議らしさ」が戻ってくれば、
イノベーションという言葉にも、少しは実態が伴う気がしています。
おわりに
愚痴っぽくなってしまいましたが、皆さんの会社はいかがでしょうか。たった年1回の全体会議に、これだけモヤモヤが溜まるというのは、やっぱり何かがズレている証拠。
「なんとかイノベーション部門」が、本当にイノベーションを起こせる場になることを願って、
来年こそは“儀式”じゃなくて、“意義のある会議”に参加したいなと思っています。



