子どもが自分で整理整頓してお片付けできるようなった6 つの理由

今日はお片付けのお話。

 

うちの娘(3歳8か月)はとってもお片付けが好きです。お出かけ前やご飯の前、寝る前にはきちんとオモチャを所定の場所に置きます。

0歳の弟が散らかすと即座に片付け、散らかさないように見張ってます(笑)

 

しかし、2歳の時は全く片付けられませんでした。

2歳の子どもが片付けをできないのは当たり前と思うかもしれませんが、私には2歳だから‥と思えない不安材料があったんです。

 

それは…旦那です…。

 

うちの旦那は片付けが苦手。

 

物を仕舞う場所を決めても決めても、使ったらそのへんにほったらかすのでいつもぐちゃぐちゃ。

 

よく「散らかっててもどこに何があるのか把握できてるから大丈夫!」と言う人がいますが、うちの旦那はそういうタイプでもありません。

 

無意識にほったらかすので、自分がどこに置いたのか、3秒前でも覚えていません。

 

うちの長女にもその気質が受け継がれているような気がして、早々にお片付けトレーニングをしようと決意しました。

 

具体的にしたことは6つ。

 

1 お片付けのお手本を見せる。

2 オモチャの居場所を決める。

3 次の遊びに移るときは、それまでのオモチャを片付ける習慣をつける。

4 場面場面で部屋を片付けてリセットする。

5 達成感を感じさせる。

6 最終兵器、掃除機・ルンバを活用する。

 

 

 

 

そもそも、2歳の子どもにお片付けさせるのは大変です。

 

レーニングを開始して感じたのが、おそらく、『片付ける』という行為が、具体的にどういう動きをするのか理解していないということ。

概念がないんです。

 

 

そこで、1 お片付けのお手本を見せる。です。

 

今はいいや!私が片付けている姿を見せる学習の期間!!

と考え方を変えました。

子どもは良いことも悪いことも、周りの大人を見て学習します。

モデリングですね。

 

ただただパッパと片付けるのではなく、声掛けをしながら片付けます。

「さ、お母さんお片付けしようっと」

「イチコちゃんのオモチャがなくなったら大変だからねー」

「これは、よーちゃんおじちゃんに買ってもらったうさぎさん」

「まずは大きいオモチャから~」

「次は小さいオモチャをこの箱に入れて~」

「このオモチャはこーこー」

 

自分の行動をいちいち声に出して片付けます。

特に、手順を説明することに気を付けていました。

 

娘は見ていない時もありましたが、気づくと寄ってきて見守っていました(笑)

ここで学習してるんですね。

 

だから、「イチコも片付けてよ!!」なんて言うと、プイっとどっかいってしまうので我慢。

 

そのうちに、どの順番で片付けるのか、どこにしまうのか、娘も覚えていきました。

 

覚えるまでに2か月、実際に動くようになるまでに1か月、任せられる部分もできるまでに3か月…半年以上一緒に片付けの練習をしましたね

 

そう、練習が大事なんです!!

片付けなんてそのうちできるようになる…とは、私は思いません。

個人の性格が大きく影響する部分だと思うので、うちの娘のように、おおざっぱで、細かいことはやりたがらなくて、なんでも後回しにする子は、小学生になっても整理整頓が苦手だと思います。

小さいうちに片付けのやり方を学んで、「片付けるの得意」と思いこませたかったのです。

 

 

それから、自分が片付けをしながら気づいたのですが、大人だとだいたいの物の大きさから考えて「これはここに入りそう」「ここはもう一杯だからこっちに入れよう」とかできるんですが、子どもはこれができない

 

だから、2 オモチャの居場所を決める。ということをしていったのです。

 

児童館なんかに行くと、オモチャがきちんと片付いた状態の写真が場所場所に貼ってあります。

 

そこまではできないけど、このオモチャはいつもここにある!というふうにオモチャの居場所を決めれば、あきらかに入らないのに無理やり押し込んでいる、なんてこともなくなるのではないかなと考えました。

 

これは効果絶大で、今では娘の方がこだわって片付けているくらいです。

 

 

それから、 3 次の遊びに移るときは、それまでのオモチャを片付ける習慣をつける。

 

洗い物を想像してください。自分一人の朝食分の食器を洗うのと、家族全員の夕飯の食器に鍋やフライパンを洗うのではどちらが気が楽ですか?

 

お片付けも一緒です。ありとあらゆるオモチャが出されてしまった部屋を片付けるのは、子どもでなくても嫌になります。

 

いちいち片付けるのは大変なので、うちは場所を変える時に片付けをさせるようにしました。

 

たとえば、おままごとのオモチャと、お絵描きや塗り絵、ねんど遊びといった机でする遊びの道具を分けます。後者は大人に取ってもらわないと届かない場所に箱に入れて保管です。

混ざって出されると嫌だな…と思うものをわけておくのもいいと思います。

レゴとか。お人形遊びのこまごました道具とか。

 

大人に取ってもらわないといけないので、「お片付けしないと次は出さないよ」の手法が使えるわけです。

公園などに遊びに行く場合もそうです。「お片付けしないと公園には行かないよ」と言って、遊びの途中にお片付けを挟み、一気に片付けないといけない状況を作らないようにしました。

 

 

それから、4 場面場面で部屋を片付けてリセットする。

「部屋はきれいな状態が当たり前の状態」にするんです。

「元にもどして」の「元の状態」というのが、子どもにも共通認識としてわかるように。

 

うちは、

朝、掃除機をかける前。

お出かけする前。

夕ご飯を食べる前。

寝る前。

の四つの場面で必ずオモチャを片付けます。

 

割れ窓理論」じゃないですが、散らかっている状態をスタンダードにしないことが大事だと思います。

そのためには、生活にメリハリをつける。

幼稚園のように、次の活動に移るときは片付けるようにしました。

 

 

そして、片付けができたら 5 達成感を感じさせる。

声掛け大事です!!

慣れてきて、当たり前にできるようになってもできるだけ声掛けをしてください!!

「すごくきれいになったね!!」

「片付け上手~」

「さすが3歳のおねえちゃん!」

それからうちの子の場合、過去の自分と比べてできたとほめてあげるとやる気がでるらしいです。

「月曜日は色鉛筆自分で並べられなかったのに、今日はできてる!!すごーい!!」という具合です。

これは担任の先生からいただいた情報です。幼稚園の面談には行っておくもんですね…。

 

 

以上のことを徹底するために、最後の6 最終兵器、掃除機・ルンバを活用する。

どうしてもぐずぐずしたり、言うことをきかなかったりするときはあります。当然です。

でも、せっかく進んだステップを後退させて、なし崩しになかったことにはしたくなかった私。

 

最後はこれです。

 

「掃除機で全部吸い込むよ!!!」

 

うちの娘はなぜかルンバの吸引力をブラックホールかなんかのそれと勘違いしていたので、慌てて片付け開始。

 

なんなら、弟も吸い込まれると思っていたので、泣きながら弟を抱っこしていました(笑)

 

この手は、結構長いこと使えたので、その間にすっかりお片付けも定着し、今では何も言わなくても片付けてくれます。

 

 

 

ここにくるまで、とにかく根競べでした。

本人に片付けができないまでも、部屋を散らかしたままにしない!(どうせすぐ散らかるのに…)

 この一点だけは譲らないようにし、なんとか本人も片付けに巻き込んでいきました。

 

定着させるのは大変でしたが、一番上の子ができるようになれば、下の子もそれを倣うはず!!と信じて頑張りました。

 

下は男の子で未知数ですが、一番身近な姉の姿を見て、学んでほしいと思います。

(父の姿は見せないようにします。)

 

最後に…

ルンバをけしかけた時のイチコの様子をどうぞ…

 

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実際にやったのは3回くらい。

あとはフリだけでうまくいきました。

 

まあ、こういう手も有りと言うことで…

 

 

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